
こんな課題はありませんか?
部活動や他の補習と時間が重なり、授業に出席できない生徒の学習機会をどう確保するか頭を悩ませている学校は少なくありません。新島学園中学校・高等学校でも、導入前は以下のような課題を抱えていました。
群馬県安中市に位置し、部活動と学業の両立を掲げる中高一貫校「新島学園中学校・高等学校」では、講義収録システム「FOMS Rec」を導入。部活動などで補習に出席できない生徒に向けて授業を録画し、Googleドライブへ自動でアップロードする仕組みを整えることで、誰もが学びを止めない環境づくりを実現しています。導入の背景や効果について、教諭・進路部長 髙木様、総務財務課 野口様にお話を伺いました。
新島学園中学校・高等学校は、群馬県安中市にある中高一貫校です。1947年、新島襄の精神を受け継いだ湯浅正次によって設立され、キリスト教(プロテスタント)主義を教育の基盤としています。学習面だけでなく部活動にも力を入れており、生徒には両立を求めています。グローバル教育に加え、STEAM教育をはじめとした理系分野の取り組みも進めており、生徒が幅広い選択肢を持てる学校です。
FOMS Recは、西校舎の教室に5台導入しています。この校舎を選んだ理由は、他の教室よりも黒板が大きく、補習の収録に適していると考えたためです。
当初は2、3台から順次導入することを想定していましたが、校長・教頭からの提案もあり、5台まとめて導入しました。コスト効率が良いと判断したことも理由の一つです。工事は3月後半に約1週間で完了し、新年度の開始に合わせて運用をスタートしています。今年度は、公開予定の補習動画が250~300本ほどにのぼる見込みです。
補習の収録に活用しています。部活動や他教科の補習と重なり出席できなかった生徒が、後日その内容を視聴できるようにするためです。
収録した授業はGoogleドライブへ自動でアップロードされ、生徒が普段の授業で使い慣れているGoogleクラスルームを通じてスムーズに視聴できる環境が整っています。

補習を担当する教員は約20名で、そのうち約10名がFOMS Recを活用しています。
オンラインでの補習を実施する教員を中心に活用しています。
何より操作がシンプルな点です。タッチパネルで完結する3ステップ「電源を入れ、録画を開始し、停止する」だけで、録画した授業がGoogleドライブに自動でアップロードされます。実際に使ってみると想像以上にシンプルな操作性だと声が上がっており、手間もかからず、非常に楽だと感じています。

実際の操作画面
部活動と補習の時間が重なり出席できない生徒への対応に加え、同じ時間帯に複数の教科の補習が開講され、一方しか出席できないという課題がありました。
FOMS Rec導入前は、学校として講義収録の仕組みはなく、一部の教員が個人でビデオカメラを使い、限定公開でYouTubeにアップロードする例はあったものの、学校の体制としてはまだ整っていない状況でした。
そのため、補習を録画できる仕組みが必要という声が管理職から出ており、検討を重ねてきました。校長の後押しもあり、事務担当と相談のうえ導入検討を進めることになりました。
取引のある業者に相談しましたが、対応が難しいとのことでした。そこで、専門的に講義収録システムを扱う複数社に問い合わせ、比較検討を行いました。
いくつかの他社サービスをリサーチしましたが、いずれも大学の講義全体を収録するような大規模利用を前提としたもので、費用対効果が見合いませんでした。条件を満たそうとすると、想定していた予算の2~3倍規模の金額が提示されるケースもありました。
そうした中、操作のシンプルさを条件に問い合わせした結果、レスター社のFOMS Recにたどり着きました。

クラス毎にメニューを分けて運用
FOMS Recの操作性を高く評価しました。タッチパネル上での録画・停止操作に加え、画角のプリセット設定なども視覚的に確認でき、直感的に操作できる印象を持ちました。この内容であれば、先生方にも安心して使ってもらえると感じました。
デモに同席していなかった教員も、その報告を聞いて「これなら使える」と感じたといいます。シンプルさの点でFOMS Recが際立っている印象を受けたそうです。
私立学校のため、この規模の投資には理事長の決裁が必要です。理事長に導入の意向を説明し、生徒のためになると了承を得ました。
その後、FOMS Recを導入したい旨を資料にまとめ、担当部署・校長・教頭の確認を経て、最終的に理事長へ説明し、承認を得る流れです。稟議書には他社比較も含めましたが、他社は本校の要件を満たせなかったため、実質的にFOMS Rec一択で説明しました。
操作がシンプルであること、想定予算に収まる価格であったこと、そしてGoogleドライブとの連携などカスタマイズに対応できたことが主な理由です。
高性能さよりも、新しく操作を覚える必要がなく授業を録画でき、生徒がすぐに授業を視聴できる点が決め手になりました。
映像・音声ともに十分な品質で、予備校の授業と比べても遜色ないレベルで補習を実現できました。文字や音声もクリアで、生徒にとっても見やすい環境になっています。また、教員にとっても、自分の授業を振り返るきっかけになる可能性を感じています。
成果は数字にも表れています。導入前は、三脚の設置から動画のアップロードまでの収録準備に約1時間かかっていました。FOMS Rec導入後は、収録準備が15分程度に短縮され、年間250本の収録本数で計算すると、約187.5時間の削減が見込めます。

なお、導入直後にいくつか仕様面の質問はありましたが、その後は問い合わせを必要とするようなトラブルもなく、安定して運用できています。
補習を担当する教員に集まってもらい、説明会を行いました。録画ボタンの押し方やマイクの装着方法など、必要な操作を説明しました。導入当初の1週間は担当者が教室に同行し、操作を確認しながら進めました。その後は、操作面での質問はほとんど上がっていません。
本校は補習に出られない生徒への対応が導入のきっかけでしたが、同じような課題を抱える学校は少なくないと思います。操作がシンプルなシステムを導入しておけば、非常時に学校へ来られない状況が生じた場合でも、教員が動画配信者の役割を担う必要なく、授業を継続して届けられる体制を整えられると考えています。
今後、新機能を追加開発される際も、操作のシンプルさを大切にしていただきたいと思います。年齢を問わず誰でも迷わず使える点が、FOMS Recの一番の価値だと感じています。今後もそうした使いやすさを大切にした開発を続けていただけると心強いです。
お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。