2026年6月23日(火)
ジョン・ダロ氏は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのWater Tower Colorにおける リード・デジタル・インターミディエイト・カラーリストであり、クラシカルな映像美と最先端の カラーサイエンスを融合させる分野において重要な存在となっている。業界で20年以上の経験を持ち、これまでに100本以上の長編作品のフィニッシングを監修。大規模スタジオ作品から革新的なアニメーション、さらには イマーシブ・シアター向けプロジェクトに至るまで幅広く手がけてきた。
近年では、ラスベガスのSphere向けに『オズの魔法使い』のカラーグレーディングという画期的なプロジェクトを主導した。この取り組みは、1939年の名作を約16K解像度・16万平方フィート規模の全天周LEDスクリーンへと忠実に再現するものであり、イマーシブ・エンターテインメントにおける新たなパラダイムを提示するものとなった。
またダロ氏は、ポストプロダクションにおける機械学習の応用分野においても先駆的な存在として知られる。リファレンス画像をもとに機械視覚を用いて芸術的なグレーディングを行う「MatchGrader」や、高度なアップコンバージョン処理を実現する「SamurAI」といったツールを自ら開発している。
そのフィルモグラフィーには、アカデミー賞ノミネート作品であるNetflix『ジェイコブと海の怪物』をはじめ、スティーヴン・ ソダーバーグ監督の『コンテイジョン』『KIMI/サイバー・トラップ』、さらに『ボックストロール』や『イン・ユア・ドリームズ: 願いがかなうなら』といったアニメーション作品が含まれる。
カラーリスト団体「Colorists Society Hollywood」の創設メンバーおよび役員を務めるほか、「Visual Effects Society」のメンバーでもあり、その功績によりHPAアワードやFilmLight Colour Awardsへのノミネート歴を有する。 現在も優れたコラボレーターであり教育者であり続けると同時に、デジタル・ダークルームにおける表現の可能性を押し広げる革新者として活躍している。



