
埼玉県の南東部に位置する越谷に2024年5月にオープンした複合型施設「HILLTOP THE SQUARE(ヒルトップザスクエア)」(運営会社:アルファクラブ武蔵野株式会社様)。
グランドオープンにあたり、施設の音響・映像機器をレスターがコーディネートしました。
そのコンセプトや経緯について、同施設の支配人に詳しく伺いました。
HILLTOP THE SQUAREは、2024年5月1日、埼玉県越谷市にリニューアルオープンした結婚式場です。チャペルやバンケットの他、レストラン、カフェ、フォトスタジオ、エステサロン、ネイルサロンなど、ウェディング関連サービスを充実させるだけでなく、日常と非日常が融合した幅広いニーズに応える複合型施設として最新の設備を導入しています。
女性が最も輝く日である結婚式の当日だけでなく、結婚式を迎える前、そして結婚式後にママになっても、記念日や日常をはじめ、お子様が生まれた後の七五三や成人式などでもご利用いただけます。すべての女性が輝き続けるためのサポートをしたいという思いからプロジェクトがスタートし、新しいコンセプトとして「これまでにない結婚式場」をめざして作り上げました。
なお、HILLTOP THE SQUAREの運営会社は、冠婚葬祭互助会を柱とした総合結婚式場・葬祭センター・多目的ホール(結婚式場5施設・葬祭式場90施設:2024年4月末現在)の運営および各種イベントの企画および実施等を手掛ける「アルファクラブ武蔵野株式会社(埼玉県さいたま市)」です。

チャペル (写真提供:HILLTOP THE SQUARE)

バンケット (写真提供:HILLTOP THE SQUARE)
■光とヴェールに包まれる「挙式会場(チャペル)」
新郎新婦を包み込むヴェールをイメージした結婚式場です。バージンロードを進むにつれて、布の動きが広がっていき、ライトアップするとチャペル全体が光とヴェールに包まれます。
チャペルでは雰囲気を重視して、スピーカーやプロジェクターといった機器はできるだけ隠すようにしました。操作卓はバックヤードに置いています。映像を投影するスクリーンは、普段、入口上部に収納されており、投影時のみにドアの前に現れるようにしています。

最後部の席の下に隠してプロジェクターを設置し
映像を投影

台に隠したスピーカー

操作卓
■光と影が織りなすナチュラルで上品な
「披露宴会場(バンケット)」
少人数の結婚式から大人数の各種イベントなどにご利用いただける、ゆるやかな自然のモチーフをイメージしたバンケットです。曲線のラインの重なりが軽やかな風をイメージしており、柔らかな曲線と直線の組み合わせで空間全体を包み込みます。
正面に250インチの大型LEDディスプレイを設置しており、カメラなど隠すのが難しい機器は、できるだけバンケットの雰囲気に合うデザインや色味の機器を採用しています。

会場全体を撮影するリモート自動追尾カメラ

バンケットに設置された大型LEDディスプレイ

操作台
■バーチャルな背景で撮影できる「フォトスタジオ」
結婚式、七五三や成人式といった特別な日から、毎年のお誕生日の家族写真まで。プロフェッショナルなヘアメイク、着付け、カメラマンがハレの日を演出します。
スタジオ撮影以外に、写真や3D画像などのデータを背景に撮影できるレスターのVP(バーチャルプロダクション)システムを導入して、自由に背景を映して撮影ができます。

VPシステムが設置されているフォトスタジオ (写真提供:HILLTOP THE SQUARE)
■ダイナミックな演出を醸し出す施設間の連携
館内全体を使ったイベント用途で使用できるよう、お客様の要望に寄り添った利用方法に組み立てられる構成にしました。同じ映像をバンケットやチャペル、さらには控え室でも映すことができるなど、設備・環境をフルで活用できるようにしています。

HILLTOP THE SQUARE
支配人 薮田 奈々氏
音響・映像機器を選んだというよりも、それぞれの施設のコンセプトや演出プランを理解してもらい、それを具現化するために最適な機器をレスターに提案してもらったというのが実際の流れです。機種を選ぶ際の基本的な考え方は次の通りです。
【差別化を図るために最新の機器を選択】
既存の他の施設と差別化を図るため、できるだけ最新の機能を備えている機器を導入しました。また、チャペルやバンケットでは外光を取り入れた雰囲気を大切にしたかったので、昼間の外光が差し込んでもキレイに見える、映像の明るいディスプレイやプロジェクターを選ぶようにしました。
【施設の雰囲気を活かすデザインを採用】
チャペルやバンケットの雰囲気を壊さないようにするため、機器の設置に関してできるだけむき出しにするのではなく、可能な限り隠し、目立たないように設置できる機種を選ぶようにしました。
【操作性を重視して機種を選択】
それぞれの会場に専門のオペレーターを配置するのは現実的ではなく、操作に専門性が必要なものを避け、操作が簡単な機器や構成がシンプルにできる機種を採用しました。
以前、レスターの担当者と仕事をしたことがあり、提案をお願いしました。レスター以外にもいくつか提案をしてもらった中で、私たちのコンセプトを理解して、最適な提案をしてくれたのがレスターでした。さらに、レスターは実績が豊富で技術力もあると考え、主な音響・映像機器の設置と導入後のサポートをお願いすることにしました。
ありがたいことに、オープン前から各施設予約をいただいており、予定通りオープンのスケジュールを守ることが必須でした。音響・映像機器は各施設の内装が終わってから設定する手順となるため、最終的にはレスターに頑張ってもらいスケジュール通りにオープンできました。
また、各施設において制限がある中、当社の理想とする演出を概ね叶えてくれたこと。そして、当社だけでは思いつかないアイデアを提案してくれたことも感謝しています。たとえば、タッチパネル方式で操作するタブレット端末をレスターから提案をしてもらったことで、バンケットのどこからでも、各プレーヤーの再生・停止をはじめ、映像表示、系統別音量調整、照明操作などをワイヤレスで操作可能になり、お客様のためにより多くの時間と労力を注ぐことができるようになりました。
スタッフ全員がシステムを使いこなせるようになることが重要だと思っています。さらに今後、AI(人工知能)による映像管理システムの導入や、受付周りのシステム改善、音響・映像・照明の一体管理システムの導入等をレスターにもサポートしてもらいながら検討していきたいと思います。
これから機器もさらに進化しますし、今となってはもっとできただろうと思うこともあります。レスターにもサポートしてもらいながら、他の施設にはないHILLTOP THE SQUAREらしい演出を実現していきたいと思います。
おいそがしい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。