

九州メディア総合展2026では、「使えるをその場で体感できる映像制作ソリューション」をテーマに、XR制作、映像伝送、動画編集効率化、音声制作などの最新技術をご紹介しました。多くの放送業界の皆さまや、次世代クリエイターの学生さんなど多数ご来場いただき、誠にありがとうございました。
本記事では、当日ご来場いただけなかった皆さまにも展示内容をご覧いただけるよう、出展ソリューションの概要と見どころをレポート形式でご紹介します。
初日の朝にはオープニングセレモニーが開催され、弊社今野取締役専務執行役員が来賓としてテープカットに参加いたしました。放送業界への新たな挑戦に向けた意気込みをお伝えできる貴重な機会となりました。

UNREAL ENGINEをベースに開発した、実写映像とCGをリアルタイムに合成できる「Tap Rite XR(バーチャルプロダクション)」を展示しました。会場では、来場者に実際にグリーンバックの前に立っていただき、CG背景とリアルタイムで合成された映像を体験していただきました。
Tap Rite XRは、コンテンツ制作の効率化と多彩な映像表現を両立できるソリューションとして、多くの来場者から高い関心を集めました。特に、下記の点について多くの評価やご質問をいただきました。
動画・音声ファイルの編集作業を効率化するための動画自動編集ツール(ウェブアプリケーション)、「KeeS (ケース)」を展示しました。
映像制作現場における人手不足や業務効率化への関心を背景に、KeeSへの注目度の高さを実感させられました。日々多くの映像コンテンツを制作する現場
の方からは、「編集時間の短縮」 「作業の標準化」 「誰でも扱える操作性」といった点で高い評価をいただきました。

ワイヤレスインターカムの代表格 「Bolero/Bolero Mini」と、スポーツやライブ配信向けに設計された統合型制作システム 「Simplylive Production Suite」を展示しました。
新モデルのBolero Miniについては、小型・軽量で携帯性に優れている点や、長時間運用に適した設計に関心が集まりました。
Simplylive Production Suiteについては、少人数でライブ制作が行える点やスローリプレイ装置としての操作性の高さが評価され、VAR (ビデオ・アシスタント・レフェリー)としての用途も注目されました。
Haivisionの高性能IPエンコーダ/デコーダ Makito X4 と、映像伝送・管理プラットフォーム Haivision Proを活用した最新の映像伝送ソリューションを展示いたしました。
SNSへの映像配信、リモートプロダクションなど、拠点間伝送の需要拡大を背景に、低遅延かつ高品質な映像伝送への期待が大きく、Makito X4の性能やHaivision Proによる集中管理機能に高い評価が集まりました。
また、インターネット回線を利用した安定した映像伝送や、冗長化技術 (SRT: Secure Reliable Transportなど)に、多くの関心が寄せられました。

Pro Tools Softwareの最新バージョンが体験できる本コーナーでは、来場者の皆様から、「新機能を実際に試せて理解が深まった」、「現場での活用イメージがより明確になった」といったご感想をいただきました。
また、AolP (Audio over IP) 環境のDante対応に向けたご提案として、既存システムとの互換性や音質など、導入時の課題をすべてクリアできると高く評価されているDirectOut社製品およびNTP Technology社製品を展示しました。来場者の皆様からは、製品の柔軟性や拡張性、品質に高い関心をお持ちいただき、多くのご質問やご相談をいただきました。
アビッドテクノロジー社のDaniel Lovell 氏より、日常業務の最適化を中心に新機能をご案内いただきました。
セミナー後は、「業務改善につながるヒントを得られた」 「今後のアップデートも気になる」など、多くのご意見、ご感想をいただきました。
特に注目を集めたのは、AIを活用した音声処理機能です。わずか数秒の音声サンプルから話者の声質を学習し、その人物の声で自然なナレーションを生成するデモや、ほぼリアルタイムで声質を変更できるボイスチェンジ機能※などが披露され、来場者からは驚きの声が上がりました。
これらの技術は、ナレーション制作や仮音声の作成など、コンテンツ制作のさまざまな場面での活用が期待されます。
また、音声認識による文字起こし機能 (Speech to Text)や、トラック管理を効率化する新機能など、日々の編集 ・MA(整音・音声編集) 業務を支援する最新機能も紹介され、実際の制作フローに沿ったデモンストレーションを通して、その効果を体感できる内容となりました。
※:ボイスチェンジ機能は、本人の許諾を得た上での利用を前提としています。
