

レスター 映像音響機器展2026 in 静岡では、「お客様の課題解決に向けたソリューションと最新機器の体感」をテーマに、カメラ・バーチャルプロダクション・ネットワーク映像伝送・コンテンツ管理・音声・編集など、多岐にわたる最新ソリューションをご紹介しました。
ツインメッセ静岡にて2日間にわたり開催し、放送・映像制作業界の皆さまをはじめ、多数のご来場をいただきました。誠にありがとうございました。
本記事では、当日ご来場いただけなかった皆さまにも展示内容をご覧いただけるよう、各コーナーのご紹介と見どころをレポート形式でお届けします。
カメラコーナーでは、ソニーの最新ラインナップを一堂に展示しました。
最新1/2センサーカメラ「PXW-Z300」と「PXW-Z200」の実機を展示し、現場目線で、ズーム性能・画質・操作性などを比較いただける機会となりました。また、Cinema Lineにおけるデファクトスタンダードとして高い評価を受けている「ILME-FX3」と、最新モデル「ILME-FX2B」も展示。それぞれの機種の特徴を実映像で比較してご覧いただける展示となり、来場者からは機種選定の判断材料として大変参考になったとのお声をいただきました。
特に関心が高かったのは以下の点です。

AV over IPコーナーでは、過酷な屋外環境にも対応したPTZカメラや現場からのエンコード・デコード製品など最新のネットワーク映像伝送ソリューションを実機展示しました。
中継現場やイベント現場等での屋外運用にも対応する「48倍ズーム対応・全天候型PTZカメラ」は、その堅牢性と高い光学性能から、屋外・スポーツ中継を担当される方々に特に強い関心を集めました。また、現場からの即時伝送を支える「5Gボンディングエンコーダー」は、リモートプロダクションや機動的な中継運用への応用事例とあわせてご紹介し、多くのご質問をいただきました。

簡易バーチャルプロダクション「Tap Rite XR」に、キャリブレーションソフト「CalibFX」を組み合わせた最新システムを展示しました。
今回の展示における最大のポイントは、高度な原点調整によって実現した「完全同期」です。カメラを動かしても実写映像とCGがズレることなく追従するため、非常に滑らかで自然な合成映像をご覧いただけます。会場では実際にグリーンバック前でのデモを体験いただき、来場者からは「従来のバーチャルシステムとの違いが明確に体感できた」「少人数でここまでの映像が作れるのか」といった反響をいただきました。
映像やドキュメントの一元管理を実現するレスター開発のコンテンツ管理システム「DaAlps Street」を紹介しました。
検索・コメント・共有機能をシンプルなUIで提供し、現場の誰もが使いやすい設計となっています。特に注目を集めたのが、AI音声解析エンジンと連携したAI文字起こし機能です。音声データから自動でテキストを生成し、コンテンツの検索性・利活用性を大幅に向上させる本機能は、制作業務の効率化に高い関心をお持ちの来場者から多くのご質問をいただきました。

動画・音声ファイルの編集作業を効率化するウェブアプリケーション「KeeS(Kind&Easy Edit System:ケース)」を展示しました。
無音部分を自動検知して採用カットを生成し、文字起こしデータを字幕・テロップとして簡易装飾できる本ツールは、映像制作現場における人手不足や業務効率化という課題に直結するソリューションとして、幅広い層から注目を集めました。「誰でも扱える操作性」「編集時間の大幅な短縮」といった点で高い評価をいただきました。
MacとWindows間で発生する「見えない文字化け」を自動解決するソリューションとして、Seagate製ストレージとNASヘッドを組み合わせたUnicode正規化エコシステムをご紹介しました。
元データを保護したまま文字コードを変換し、OSの違いを意識させないシームレスなデータ共有・運用環境を構築できる点が評価され、Mac/Windowsの混在環境で業務を行う制作現場からご関心をいただきました。
アセット管理・編集・プレイアウトなど、必要な機能を必要なときに必要な分だけ利用できるサブスクリプションモデル「GV AMPP」をご紹介しました。
ニュースやスポーツなど需要の高い環境向けに設計されたAMPP-Framelight Xは、インジェスト・メタデータのタグ付け・配布などの反復的なタスクを自動化し、コンテンツ制作と配信の合理化を実現します。また、ブラウザベースの編集ツールによるラフカットやシーケンス配置から、GV EDIUSおよびAdobe Premiereへのシームレスな連携まで、ワークフロー全体の効率化を訴求しました。

NAB Showで発表されたEDIUS 11.50の新機能として、以下の2点を重点的にご紹介しました。
特にAI文字起こし機能は、制作現場での作業時間短縮に直結するとして高い関心を集めました。
ワイヤレスインターカムの代表格「Bolero」の取り扱いを開始。新モデル「Bolero Mini」も出荷が始まり、会場ではハンズオンで実際に製品をお試しいただきました。小型・軽量で携帯性に優れたBolero Miniは、現場運用の効率化を求める来場者から大きな注目を集めました。
ライブ・プロダクションからインスタント・リプレイ、インジェスト・レコーディング、ストリーミング、ビデオ・レビューまで、幅広いアプリケーション・レイヤーを個々のユーザー・ライセンスで提供する「Simplylive Production Suite」を展示しました。少人数でのライブ制作対応や操作性の高さが好評を博し、スポーツ制作現場からのご関心も多数いただきました。
NAB Showにて正式リリースされた「Mistika Workflows」の最新ファミリーをご紹介しました。
誰でも無償で使える操作専用アプリ「Workflows Runner」が新たに登場。ワークフローの知識がなくても、Creatorで設計された自動化ワークフローを簡単に実行・管理できる点が特に注目を集めました。
さらに、スケーラブルなレンダーエンジン「Workflows Render」とREST APIの追加により、外部システムとの連携がより柔軟に。あらゆるシステムへの組み込みが可能なワークフローエンジン・プラットフォームへと進化した点に、多くの関心が寄せられました。
放送局向けのMXF規格チェック・リラッピングソフトウェア「AS MXF Checker」をご紹介しました。XDCAM等のMXFファイルが規格に準拠しているかを厳密に検証し、規格外のファイルを正常なファイルへと修正できる本ツールは、放送局・制作会社の運用担当者から高い関心をいただきました。
MXFファイルの一部を別のMXFファイルで差し替える「直し編集」専用ソフトウェアです。アダプティブGOP編集によりGOP境界の画質劣化を最低限に抑えながら、60分番組の差し替えも数分で完了。強力なリカバリ機能も搭載しており、スピードを求められる放送現場での活用に期待が集まりました。
本編映像を再エンコードすることなく、音声トラックの差し替えや追加(インサート)が可能なソフトウェアです。音声インサートと同時にSDIプレビュー映像を確認できる点が、現場での実用性の高さとして評価されました。
オーディオ変換・ルーティング・モニタリング機能を統合したシリーズ(AX64、AX CENTER、CORE256)とDXP-256(花岡無線)を組み合わせ、N-1マトリクスなど放送局仕様のオーディオマトリクスシステムをDanteで構築するソリューションをご提案しました。冗長化されたハードウェアの切り替えをソフトウェアで制御し、障害時の迅速な復旧を実現する構成は、安定運用を重視する放送局の方々から高評価をいただきました。
DAD AXシリーズをCore Audio I/Oとして活用することで、シンプルでコストを抑えたPro Toolsネイティブシステムの新提案をご紹介しました。Dante、Ravennaなど大規模オーディオルーティングにも柔軟に対応できる点や、モニターコントローラーVS665Nの実機展示も好評で、実際に手で触れて体感いただける展示として多くの反響をいただきました。